資格試験の会場が、出身高校そばだった。
試験の後で、通学路を歩いて見に行った。
建物も店舗もほとんどが記憶になく、校舎は建て替わっていた。
時は流れ、世界は変わる。
どんな時も、やげて過去となり、おぼろげな記憶となり、ぼんやりとした思い出になる。
それでも些細な痕跡から、断片を思いだす。
交わした言葉と表情、その時の気持ち。
存在していた時間。自分のストーリー。
懐かしく同時に、少しさびしい気持ちになる。
みなそれぞれの人生を歩いているはず。
自分は自分の道を歩きます。
どうぞお達者で。